少年の心を忘れていないそこのお父さん!
お子さんが特撮ヒーロー番組を観ているから一緒に観ているそこのお母さん!
私が、スーパー戦隊シリーズの魅力を楽曲という視点から改めてお伝えします!
この記事を読んで、スーパー戦隊をさらに好きになっていただけたら嬉しいです。
スーパー戦隊シリーズの歴史
スーパー戦隊シリーズは、1975年に放送が開始された『秘密戦隊ゴレンジャー』から、2017年2月12日に放送を開始した『宇宙戦隊キュウレンジャー』まで、40年以上に渡って放送されている特撮ヒーロー番組です。
テレビドラマとしては、類を見ない長期シリーズで、時代や世相を反映させながら脈々と続いてきた膨大な歴史があります。
子供向け特撮ヒーローとしての人気は凄まじく、今も昔も子供たちから愛されています。
子供向け特撮ヒーローとは言え、そのドラマ性や人間関係、戦闘の迫力は、大人が観ても満足させられる内容のものが多々あります。
そして、どの世代からも愛される物語を、更に盛り上げてくれるのが、スーパー戦隊楽曲なのです!
それではさっそく、スーパー戦隊シリーズの名曲をご紹介します!
必聴!スーパー戦隊シリーズの名曲10選
1.『進め! ゴレンジャー』/ 秘密戦隊ゴレンジャー OP
進め! ゴレンジャー
カテゴリ: サウンドトラック
すべてはここから始まったのです!
スーパー戦隊第1作目である『秘密戦隊ゴレンジャー』のOP主題歌は、誰しも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ささきいさおさんと堀江美都子さんのツインボーカルがとても格好良く、もはや古臭さなど感じません。
作詞を手がけたのは、原作者である石ノ森章太郎さん。
アニメなどのタイアップ曲とは違い、完全にその作品のためだけに書き下ろされた主題歌も、特撮楽曲の魅力ではないかと思います。
2.『バイオミック・ソルジャー』/ 超電子バイオマン ED
バイオミック・ソルジャー
カテゴリ: サウンドトラック
『超電子バイオマン』のED主題歌から、モータウンビートが小気味良い1曲。
明るくリズミカルな曲調ですが、歌詞は「命それより大切なものが俺にはあるからさ」「体の傷をおそれない 愛する地球を守るため」と、勇敢で力強さを感じるものです。
スーパー戦隊シリーズ全体にいえることですが、エンディングでは、主人公達の日常シーンや、敵勢力の面々を映した映像が見られます。
本編で激しい戦いを繰り広げたあとの明るく前向きなエンディングというのは、心を落ち着かせてくれるものがあると思います。
後味の悪さを感じず、清々しい気持ちで番組を見終えられる役目としても、ED主題歌の存在は大きいです。
3.『超獣戦隊ライブマン』/ 超獣戦隊ライブマン OP
超獣戦隊ライブマン
カテゴリ: サウンドトラック
主人公・レッドファルコン役を演じる嶋大輔さんが歌う主題歌。
音楽的に特別なことをしているわけではないのですが、とにかくシンプルに熱く、かっこいい曲です。
嶋大輔さんファンの方にも聴いていただきたい!
愚直な熱い思いを連ねた歌詞が、物語を更に盛り上げているなあと感じます。
「友よ、君たちはなぜ悪魔に魂を売ったのか……?!」
4.『シークレット カクレンジャー』/ 忍者戦隊カクレンジャー OP
シークレットカクレンジャー
カテゴリ: サウンドトラック
言わずと知れた名曲ですね。
忍者モチーフの戦隊は、3世代(『忍者戦隊カクレンジャー』、『忍風戦隊ハリケンジャー』、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』)が存在しますが、それらの主題歌の中でも抜群に渋さのある1曲ではないでしょうか。
“忍者”モチーフを楽曲に反映し、和風テイストで良いグルーヴ感です。
ちなみに、同じ忍者モチーフの戦隊である『忍風戦隊ハリケンジャー』の主題歌は歌詞とメロディの疾走感、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の主題歌は「忍ぶどころかパーリナイ!」しているお祭り感があって、それぞれ違った良さがあるのでぜひ聴き比べてみていただきたいです!
5.『時の彼方へ』/ 未来戦隊タイムレンジャー ED
時の彼方へ
カテゴリ: サウンドトラック
いや、めちゃくちゃオシャレじゃないですか!?こんなにオシャレでいいんですか!いいんです!オシャレでかっこいい!最強!
90年代テクノにアプローチした、珠玉の名曲です。
朝7時代の子供向け番組とは思えない音楽性で、女性ボーカルというのもかなりインパクトがあると感じます。(ちなみに、OP主題歌『JIK? ?未来戦隊タイムレンジャー?』も女性ボーカルの楽曲です!)
本編のストーリーに関しても、従来の作品より高年齢層をターゲットとしたドラマ性があります。
20世紀最後の戦隊作品でもあり、新たな方向性へのアプローチが素晴らしい作品だと思います。
6.『We are the ONE~僕らはひとつ~』/ 爆竜戦隊アバレンジャー ED
We are the ONE 〜僕らはひとつ〜
カテゴリ: サウンドトラック
みなさまお待ちかね(?)「イントロが長すぎて何の曲かと思ったらこれかよ」シリーズのお時間がやってまいりました!
試聴では伝わらないのがもどかしいのですが……。
是非、CD音源を最初から!最初から聴いていただきたい!
とても壮厳なイントロと、陽気なサビのギャップで風邪をひきそうですが、特撮界の重鎮・串田アキラさんが格好良く歌い上げています。
「アバアバアバアバアバレンジャー♪」と思わず口ずさんでしまいますよね。
7.『魔法戦隊マジレンジャー』/ 魔法戦隊マジレンジャー OP
魔法戦隊マジレンジャー
カテゴリ: サウンドトラック
「スーパー戦隊シリーズ」主題歌史上最多の10万枚以上を売上げた『魔法戦隊マジレンジャー』。
爽やかで、明るい曲調でありながらも、壮大さを感じる一曲です。
スーパー戦隊楽曲を数多く手がけている岩崎貴文さんが、唯一自らボーカルを担当しています。
家族の強い絆を描いた戦隊で、「挫けそうな時 そばにいる笑顔に初めて気がつく」という歌詞にはグッとくるものがあります。
主人公たちが、”家族として”成長していく物語に相応しい主題歌ではないでしょうか。
個人的に特撮ヒーローにドハマりするきっかけとなった作品でもあるので、非常に思い入れのある曲です。
8.『スーパー戦隊 ヒーローゲッター』/ 海賊戦隊ゴーカイジャー ED
スーパー戦隊 ヒーローゲッター
カテゴリ: サウンドトラック
「忙しい人のためのスーパー戦隊振り返りソング」です。
35周年記念作の『海賊戦隊ゴーカイジャー』のEDとして用いられた楽曲ですが、放送が終了した2012年以降の新しいスーパー戦隊シリーズも続々と加わり、度々最新バージョンの『スーパー戦隊 ヒーローゲッター』が製作されています。
4分弱で、過去から現在までの戦隊シリーズをおさらいできます!
歴代戦隊を紹介する歌詞が、それぞれの作品の象徴的に表現しているので、昔少年だったお父さんも1度聴いてみる価値アリですよ!
9.『キョウリュウゴールド! いざ!!』/ 獣電戦隊キョウリュウジャー 挿入歌
キョウリュウゴールド! いざ!!
カテゴリ: サウンドトラック
私、戦隊ヒーローの中でキョウリュウジャーが一番好きなんですよ!!!!
キョウリュウジャーが好き過ぎるという超個人的な事情から、「キョウリュウジャーの魅力を伝えなければ!!!」という謎の使命感に駆られ、敢えてキャラクターソングを選んでみました。
『獣電戦隊キョウリュウジャー』は、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』『爆竜戦隊アバレンジャー』に続く”恐竜”モチーフの戦隊で、サンバのリズムで変身するブレイブな戦士たちの戦いを描いた作品です。
そう、サンバのリズムで……。
作品中の挿入歌や、主題歌、劇場版などでも、サンバ調の楽曲が大きなテーマとして使用されています。
ですが、それぞれのキャラクターソングは陽気で哀愁あるサンバのリズムとはうってかわって、多様な音楽ジャンルに迫っており、非常に聴きごたえがあるのです。(これは、他の戦隊シリーズにも言えることです。)
中でも、キョウリュウゴールド(空蝉丸)のキャラクターソングである『キョウリュウゴールド! いざ!!』は、和風ロックテイストな曲調に、硬派な歌詞がめちゃくちゃ熱いんです!!!
変身前である空蝉丸が可愛げのあるキャラクターなのも相まって、そのギャップにシビレます。
(ちなみにわたしはイアンが好きです。)
……と、少々長くなってしまいましたが、オススメの1曲です。
OP主題歌である『VAMOLA!(いくぜ!)キョウリュウジャー』も、もちろん最高に格好良いので、ぜひチェックしてみてください。
10.『烈車戦隊トッキュウジャー』/ 烈車戦隊トッキュウジャー OP
烈車戦隊トッキュウジャー
カテゴリ: サウンドトラック
最後は、『烈車戦隊トッキュウジャー』。
ボーカルを担当する伊勢大貴さん初の特撮OP主題歌です。
モチーフである“列車”や”鉄道”を意識した、疾走感溢れるパンクロック調の曲がとても元気をくれます!
楽曲冒頭の列車の通過音に、期待感やワクワク、ドキドキが助長されて、朝からハイテンションになってしまうんですよね。
伊勢大貴さんのフレッシュさある力強い歌声も、聴いていて気持ちが良いです!
「7時30分発、烈車戦隊トッキュウジャーが発車いたしまーす、お乗り遅れのないようご注意くださーい!」というアナウンスとともに番組が始まるので、なんだか見ているこちらも列車に乗っている気持ちになります。
大人にこそ聴いて欲しい特撮楽曲
有名な表題曲から、キャラソンまで、相当な主観を入れてご紹介させていただきました。
では改めて、スーパー戦隊シリーズにおける楽曲の魅力とは何か?
多様な音楽性、物語に寄り添った歌詞、子供たちへ向けた楽しさ、それとも……。
語りつくせば長くなりますが、私が一言で表現するとしたらそれは“熱量”です。
スーパー戦隊シリーズをはじめ、特撮に用いられる主題歌や挿入歌は、とにかく熱い!
“夢”や”希望”を歌った前向きで勇敢な歌詞と、エネルギーに満ち溢れたパワフルな音楽は、聴いている人へ無償に元気をくれるのです。
「さぁ行け!」「未来は君の中に!」「俺たちは無敵だ!」「誰にも止められないぜ!」と言われたら、もう前しか向けなくなります!それはそう!
大人になれば、誰しも悩みを抱えながら、それでも頑張って日々を生きています。
シンプルで真っ直ぐなヒーローたちを歌った「スーパー戦隊楽曲」だからこそ、ストレートに心に刺さるのです。
落ち込んだとき、悲しいとき、元気が欲しいときには、ぜひ、スーパー戦隊の楽曲を聴いてみてください。
音楽の力というのは侮れないもので、必ず私たちを励ましてくれます!
最後に
いかがでしたでしょうか。
少しでも、スーパー戦隊の魅力をお伝えできていれば嬉しいです。
この機会にぜひ一度、日曜日の朝少し早起きして、7時30分からコーヒーでも飲みながら特撮ヒーローを観てみてはいかがですか?
1週間の始まりに相応しい、元気な1日が過ごせますよ!