今回は私が愛してやまない隠れた名作「王ドロボウJING」の良さをひたすら語ってみたいと思います。
王ドロボウJINGとは?
まずは、簡単に作品を説明します。内容は、王ドロボウと呼ばれる少年「ジン」とその相棒の黒い鳥「キール」の旅の物語。原作の漫画は90年代にコミックボンボンで連載されていて、アニメ版は2002年にNHKBSにて放送されていました。
その後、掲載誌を移し2005年まで連載が続きましたが、それ以降現在に至るまで休載されていたのです・・・
が!!!
なんと、2017年7月28日より、電子書籍とアニメ版の配信が開始されました!!
この朗報を少しでも多くのアニメファンと分かち合うべく、筆を取った次第でございます。
王ドロボウJINGの良さ
主人公「ジン」はスナフキン系のキャラです。
星でも盗むといわれるほどの凄腕で、性格は飄々としていつも余裕の笑顔を浮かべながら、ちょっぴりキザな口調で相棒「キール」や敵対するキャラクターをからかっています。
不思議なカリスマで人々を魅きつけ、つかみどころのない態度で母性本能をくすぐりまくる。
まさに、THE☆天然ジゴロ!
「キール」はジンの相棒で、女好きのお調子者。
だけど、イザというとき頼りになるヤツなんです!
このギャップがたまりません。
戦闘時はジンの右手に合体して「自慢の喉」から必殺技「キールロワイヤル」をブッ放します!
美しい女性に片っ端から求愛してはソデにされる姿は狂言回しそのものなんでですが、その見事な口説きっぷり、フラレっぷり(笑)は、ある種のダンディズムすら感じるほどに突き抜けています。
そんな2人(?)は、色々な街を渡り歩き、たくさんの人々に出会います。
そして、一緒に不思議な冒険をして、人の心の中にある本当の宝物を探し出していくのです。
引き裂かれた人魚の親子を引き合わせたり、
復讐にとりつかれた女性の優しさを取り戻したり、
素直になれない幼なじみの仲をとりもったり・・・
異世界で魅力的なキャラクターたちが織り成す洒脱なやりとり、そして紡がれるやさしいストーリー・・・
結末はハッピーエンドもあればちょっと切ないお別れもあります。
しかし、物語全体は「あたたかい何か」に包まれ、見終わった後ちょっぴり元気になれるんです。
王ドロボウだけに・・・
ドロボウというよりは吟遊詩人って感じの物語なんですが、決して騙されてはいけません!
奴は大切なものを盗んで行ってしまうのです!!
(聞いたことあるw)
それは・・・
・・・
「ジンガール」と呼ばれる各章のヒロインたちのハートです!!!!
※最大の見せ場であるヒロインたちの可憐なホレ顔は、作品の中でご確認ください。
彼女たちの心を救い、淡い思いを抱かせたところで、次の街へと姿を消して永遠にその恋心を盗み去ってしまうのです!
なんという非道!!!!
けしからん!!!!(うらやましい!!!!)
みなさんも男女を問わず惹きつけられるジンの洒脱な男っぷりに酔いしれ、ヒロインたちのキュートな惚れっぷりに体の中をトロットロに溶かされちゃってください。
最高にクールで、お洒落で、やさしいこの物語を、
是非、みなさんのライブラリーにそっと加えていただきたいと思います。